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アロマフローラ   

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アロマセラピストでありクリスタルヒーラーでもあるとんちゃんのアロマな暮らし

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メイドさん事情。。。

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シンガポールのご家庭では、だいたい住みこみのメイドさんがいるんです。
ご近所さんはだいたい二人ずつ住みこみのメイドさんがいらっしゃるようですが・・・(家が大きいので)

でも、日本人にとって、メイドさん文化は慣れないんですね。
他人が家庭に入ってくることに慣れていないのと、
人をそんな風に扱うことができない心が日本人にはあるんだと思います。

そんな風にというのは、まるで奴隷のような扱いなんです。
聞いたり、見たりしていると、
本当に奴隷制度とかわりないように思います。

もちろん、みんながみんなというわけではありません。
家族と同じレベルの部屋と家具をあてがい、お金もそれなりにたくさん支払って、
大切に扱っている家族も知っています。
でも・・・・その多くはそうではないことも、知りました。

たとえば、ちゃんと食事をとらせないのです。
自分たちの残り、残飯のみで、足りない時は食べられないわけですから、
がりがりの人が多いようです。栄養失調です。
人前で殴られている人もいます。(しつけ・・・と呼んでいるようですが。)
労働時間は、それこそ早朝から夜中まで、自由時間はほとんどなしです。
もちろん、そんな待遇に耐えられず逃げ出したくなるのは当然ですから、
オーナーはメイドさんたちのパスポートを保管しておいたり、
夜は鍵をかけておくのだと聞きました。
ちなみに逃げられると、政府からオーナーが罰金を支払わされるそうです。

近所のメイドさんは朝6時ごろから、毎朝3台の車を洗車しています。
毎日スコールの降るこの国で、車を毎日洗う人がいるなんて、本当にびっくりです。

家が広く、家族が多いので、それこそ働きづめなのです。

それで、賃金はいくらだと思いますか?
住み込みで月に、300ドルから500ドル(3万円ちょっと)です。
オーナーはその上に政府に税金を支払います。

こんなに物価の高いシンガポールでこの賃金。
しかも最初の2年間は、業者に支払うお金で消えてしまうらしく、
3年目にしてやっと実家に送金できるそうです。

私はその事実を知って、とてもとても言葉に表せない思いでいっぱいになりました。

生まれた時からこのような制度があるのですから、
シンガポール人にとっては当たり前なのです。

誰も責めることなんてできません。
ただ、悲しい思いでいっぱいになってしまって、
ここシンガポールで生きるのは本当に大変だと思ってしまったのは事実です。

笑顔の素敵なメイドさんたちをいっぱい知っています。
犬の散歩はメイドさんのお仕事なので、
毎朝毎晩、私がご挨拶するのはメイドさんたちなのです。
毎晩泣いていたメイドさんも知っています。

みーんな、幸せになりますように♪
私は毎日、そう思います016.gif
by tonchanwakuwaku | 2009-12-15 14:42

by tonchanwakuwaku